12/16/2010

長野の高校で地球温暖化についての授業!

横山研のPDオブラクタです。先々週の金曜日(11月5日)JSPS(日本学術振興会)のサイエンス・ダイアログプログラムに参加しました。長野県千曲市の屋代高校で「将来の気候はどうなるか?!気候システム理解のための過去の気候復元」という授業を行いました。33人の2年生が受けました。内容はちょっと難しかったようですが、授業後のアンケートでは、それでも理解出来た生徒が多かったようです。


1950年代から現在まで、二酸化炭素と温度も同じように上昇し、グローバルな相関関係が非常に高いのですが、二酸化炭素の記録は約50年間しかありません。こんな短い記録から気候変動を調べるなら、たとえばその中に百年周期があるなど到底解りません。つまり、二酸化炭素と温度もこれからどうなるか統計的に予測することが不可能です。


地球科学では、「現在は過去を知る鍵である」ということばがあります。将来の気候がどうなるかと考えるとき、過去は未来を知る鍵であるこという訳です。温故知新。具体的には、たとえば南極の氷床コアの気泡を用いて、約80万年前の大気中の二酸化炭素を直接測ることができます。氷床の重水素の割合を使って雪が降った時の気温を計算することもできます。そうすると、間違いなく、二酸化炭素と気温の相関関係が確かに高いことが明らかになります。これらをもとにして気候システムの定量的な理解を進める、それが古気候学です。