7/01/2013

ドイツ中間報告

M2の伊藤です。

ドイツ入りしてから、10日間ほど経ちました。

ドイツに到着した日は、ドイツでも珍しいほどの猛暑!…とのことで、29度!
東京より暑い…

それから3日ほど、30度を超える東京の真夏日並みの猛暑が続きました。
(コンクリート上の体感温度は35度くらい…)

しかし!

ドイツはもともと涼しいので冷房設備が充実していないのです。。
電車や研究所は冷房がなく、窓もそれほど開かず…みんな“ゆでだこ”のようになっていました。



降りるときは、東北のどこかの電車のように左のボタンを押します。
最初、分からなくて扉が開かなくて焦りました;;



 それから、数日後嵐が来て、その後一気に気温が急降下↓
今は日中でも12~15度くらいしかありません。

寒暖の差が激しすぎです…

一応、ヒートテックとマフラー、手袋etc....持ってきてよかったー…
でも花粉症がひどい…


現在、ドイツでは非常に昼が長い日々が続いています。
下の写真は、夜の8時に撮ったものですがまだまだ明るい…!

夜の10時過ぎ頃になって、ようやく日が沈みます。

この地域のメインの駅、ハノファー駅です。
街を歩く人もコート姿が目立ちます。
ですが、店には夏服ばかりが売られています(笑)

 こちらが研究所です!


 研究所内の扉は引いたり押したりする型なのに、自動扉が多く、不思議な感じです。
この扉が人が近づくと、数メートル先でもいきなり開きます。
誰もいないとちょっと不気味…
学校の怪談で使えそうな(笑)

測定に使う暗室は厳重に二重扉になっています。





サンプルは光を浴びると全てパーになってしまうため、実験中の写真は撮れず…
実験中の雰囲気を伝えられず残念ですが、ここではひとまず内部の写真をご紹介します!

机の上に見えるのが測定器です。
すぐ隣には前処理室も一緒になっています。
現在は、全て溶けるかもしれないということで保留になっていたサンプルも、溶けることなく無事前処理作業が終了し、測定段階に移っています。



それでは、ここで大家さんの紹介を…
大家さんは同じ建物の3階に住んでいて(私は2階)、居間やキッチンなどはほぼ共用となっています。


大家さんはもともと庭師らしいですが、庭に鶏を10匹ほど飼っていて、今は卵を保温中です。
6月24日から温めはじめ、21日後には孵るらしいので、楽しみです!

卵に印をつける大家さん
(父親別に分けているようです。)


下から光を当てると中の成長の様子が見えます。
蜘蛛のように見えるのが鶏のはじまりだそうです。


ちなみに、大家さんが飼っているのは全て黒い鶏です。

黒い鶏は大変希少らしく、高価なので食用にする人はおらず、売られた後も育てた鶏が殺される心配がないのと、全身黒というのに芸術性を感じるとのことで、黒い鶏のみを飼育されているそうです。


庭以外にもチキンクラブという別の場所で、100匹ほどの鶏を飼っているようで、今週末に見学させていただけました!

さらに、この大家さん、なんとこの約100匹の鶏たちのそれぞれの性格も把握されているようです…!

大家さんとチキンクラブの番犬。
キツネから鶏たちを守っています。

大家さんの黒い鶏…大きくするため、ファイティングチキンと
いう鶏と交配したようで、凄みがあります。



さて、ドイツは自然がいっぱい!

ハノファー駅から少し離れた公園にはシカがいました。
奈良にいるシカとは種類が違うようで、おとぎ話によく登場しそうなシカたちです。

白いシカもいました!

イリュージョン…?

じゃれあうイノシシに似たドイツの子豚たち…
(こちらは、期間限定で囲いの中で公開中です。)

それでは、またご報告します!