先日、26Alのマシンタイムがあり、MALTで測定を行ってきました。
サンプルは天竜川の川砂です。
天竜川は中央アルプスと南アルプスの南流しながら多くの支流を合わせ、太平洋に注ぎます。
この天竜川の川砂の中に極微量に含まれる、宇宙線照射生成核種を分析することで、日本列島の核心部の侵食速度や、侵食を支配する地形/気候的要因について調べることを目的としています。
今回は天竜川の上流域の伊那谷の試料と、下流の浜松で採取された堆積物コアの試料を測定しました。
天竜川の上流から下流まで面的に各支流の侵食速度を求め、そして堆積物コアから得られる時系列のデータと合わせた考察ができることを期待しています。