9/30/2025

25th Radiocarbon Conference

 皆さんこんにちは!修士2年の今宮です。

7月にクラクフ (ポーランド) にて開催された「25th Radiocarbon Conference」に参加してきたので様子を紹介します!



「放射性炭素同位体」横山研を知っている方なら耳にしたことがあるはずです。

Radiocarbon Conferenceは放射性炭素同位体を用いた研究をする世界中の研究者が集まる、三年に一度のビッグな学会です。

年代測定に使っている研究や、私のように核実験由来の14Cを見る研究、あるいは犯罪捜査への応用など、14Cにまつわる幅広い研究発表が行われていました。

論文を拝見したことのあるような著名な先生方があちらこちらにいらっしゃって、芸能人を目撃したような気分でした。


AGH University ハリーポッターみたいでカッコイイ


初めてのEU & 初めての英語での発表でかなり緊張しましたが、同じ同位体を見ている、いわば共通の趣味があるような安心感のおかげで、初日のポスター発表では様々な意見交換ができました。

会場で隣同士だった学生とは、夕食を共に食べるほど仲良くなれました!


広場で食べたZapiekanka
ボリューミーなピザパンです


意見交換でいえば、学会期間中は4-5セッションごとにコーヒーブレークがあり、ホテルのスイーツビュッフェをつまみながら休憩できるようになっています。

ランチブレークも含め、1日に結構周りの人と話す場があるのが、日本での学会とは異なるなぁと思いながら参加していました。


コーヒーブレークの様子


また、国際学会といえば懇親会 (banquet) ですね!大学附属のブルワリー (羨ましい) にて、吹奏楽を楽しみながら食事を楽しみ、現地でできた友人と最後の夜を楽しみました。

懇親会後半では、会場内BGMに合わせて踊る人が続出。欧州文化を体験すべく、とりあえず私も参加してみました。練習が必要ですね。


会場のブルワリー


素晴らしい懇親会でした

最後に、クラクフの街並みと料理を紹介します。

クラクフはかつてポーランド王国の首都として栄え、世界で最も歴史のある都市のひとつです。

ホテル周辺は絵のような綺麗な中世の町並みが広がり、広場には馬車まで走っています。

歴史を感じさせる遺産も多く、同時に、かの世界大戦の悲劇を思い起こさせる場所も多く残されています。

ポーランド王宮殿のヴァヴェル城 築1000年です



今回滞在したKazimierz地区はユダヤ人街で、
映画『シンドラーのリスト』の舞台です


ポーランド流餃子のPierogi
食器も可愛いですね

街全体が美しく、料理もおいしく、学びのある場所であるのでぜひまた訪れたいと思います。

、、、、まずは学会誌投稿用の論文執筆に注力します!!!