6/24/2012

ハワイ大-AORIジョイントシンポジウム2 〜シンポジウム, 研究室訪問, ハナウマ湾の地質〜


ハワイ大-AORIジョイントシンポジウムに参加してきました。
研究室からは横山先生とスティーブさんが口頭発表、
窪田、中村、関さんがポスター発表を行いました。



写真:発表中の横山先生、スティーブさん

このシンポジウムではハワイ大とAORIから、下記のように様々な分野の研究者が集まりました。

Ocean-Atmosphere Interactions and Climate Change
Marine Biology and Ecosystem-based Management
Environmental Physiology and Microbiology
Ocean Dynamics and Biogeochemistry

普段は話を聞く機会の少ない古気候学以外の発表を多く聞けたため、とてもいい勉強となりました。

朝ご飯を食べながら議論中


ポスター発表と、研究室訪問では、Axel先生, Oliver先生, Malteさんから研究内容に関して、具体的な様々なアドバイスをいただき、有意義なシンポジウムとなりました。

懇親会にて



また、横山先生はKen Rubin先生のラボを訪問されたそうです。非常に測定機器が充実していたとのことでした。


最後にハナウマ湾について補足です。
ハナウマ湾は、馬蹄形をした火山の火口が水没した形をしていました。
地形と露頭を見て想像をふくらませながら、どうやってこの湾ができたのかと議論するのが面白かったです。





ビジターセンターで見たビデオによる答え

①約3万年前の海底噴火によって火口ができた。②火山が成長したため、このときの火口は陸上だった。③その後の最終退氷期に伴う海水準の上昇と、約7000年前の火口壁の一部の崩壊でこの火口は水没し、現在のハナウマ湾の地形となったそうです。

過去におきた気候変動が実感となった瞬間でした。