堆積物コアも無事採れ、フィヨルドの絶景も楽しみ(後記)、もう思い残すことはない、と思いきや、室内作業の本番はこれからです。採れたての長〜いピストンコア数本を約2cm間隔で切り分けていくという長〜い作業が始まるわけです。この作業は、コアを切りつつ、よろづのことに使用する予定の研究者全員で力を合わせて行いました。全ての切り分けが終了するまで、数日を要しました。
作業風景は、見回りにやってきた船員さんに「(あんこを練る)和菓子作りみたいだ」という感想をいただくような感じでした。個人的に、泥の切り分けはそれなりに楽しかったです。
実際に船の中であんこを練る和菓子職人がいたらシュールレアリスム的だな〜と思いながらコアをひたすら切っていました。
写真:(上)隙間なく、キューブさし、(中)みなさん作業中、(下)コア切り人 (Photo by Moto)