11/14/2014

和歌山・潮岬調査

はじめまして、卒論生の長野といいます。 以後よろしくお願いします!
ブログ初投稿の今回は、
1011日~12日に行った和歌山県潮岬の調査の様子を報告します。


潮岬は私の卒論の調査地で、海沿いに発達した海岸段丘を観察してきました。
参加者は横山先生と横山研の先輩1人、そして法政大学の前杢先生です。

前杢先生は地理がご専門で、
現地では段丘面の判別などで大変お世話になりました。
先生、お忙しい中ありがとうございました!

当初は13日までの調査を予定していたのですが、台風の接近で帰りの飛行機が飛ばなくなるおそれがあったので、予定を一日早めて帰ってきました。


調査一日目は好天に恵まれ、絶好の調査日和でした!

調査地の風景。


道沿いを歩いて、地層が観察できそうな露頭をさがします。
段丘を構成する地層の観察。

道を歩いていると、約5m間隔で蜘蛛が出現します。
種類はジョロウグモのみでしたが、体長は大きいもので10cmほどありました。

くもがあらわれた!


工事現場を発見!
現場の人に許可をいただいて、露頭の観察をさせてもらいました。
10m近い崖でしたが、先輩がザイルを使って崖の上から下りていきます。



国の天然記念物、橋杭岩です。
海の侵食によって硬い岩石だけが残って、
杭のような形の岩が橋のように連なった形になりました。
橋杭岩の周りには、津波によって流されてきた津波石がみられます。

橋杭岩(奥)と津波石(手前)


調査一日目の夜はホテル付近のスーパーで夕食を買いました。


夕食の買い出し
ホテルの部屋で夕食を食べながら、先生方とお話をしました。
色々なお話が聞けて、とても楽しかったです!



調査二日目も一日目に引き続き、段丘面の調査です!

調査二日目の様子



二日目の昼食は、前杢先生のご紹介で名物のトビウオ丼を食べました。
意外にモチモチとした食感がおいしい!
モチモチとした独特の食感



昼食を食べた後に潮岬を出発し、空港のある南紀白浜へと向かいます。
道中、海岸の地形を観察しながら、南紀白浜に午後3時頃到着しました。
19時の飛行機まで少し時間があったので、南紀白浜の海岸沿いを見学しました。

南紀白浜漁港、とれとれ市場

円月島。中央に海食洞があいています

千畳敷。波が高くなってきたような...

三段壁。海に突き出た断崖絶壁です。

当初、予定していた三日目の帰りの飛行機は、案の定欠航となってしまったので、
結果、帰りの予定を切り上げて正解でした!

台風の影響はあったものの、
好天に恵まれ、露頭も予想以上にたくさん観察できた、大変すばらしい調査でした!
お世話になった方々、ありがとうございます!