1/05/2022

「海のクレヨン」 ~12色の海を越えて~

 皆さん、新年おめでとうございます。事務補佐員の柴辻です。

 

今回は スカパーJSAT” のプロジェクト「海のクレヨン」をご紹介させていただきます。スカパーって、あの衛星放送のスカパーがなぜクレヨン?って思いますよね。これは、クレヨンの生みの親、JSAT清野正一郎さんによると「世界中の海の衛星写真の中から12枚の写真を選び、その色から12本のクレヨンが作られました」ということなんです。




地球のどこかの「海の色」のクレヨン。色に名前はついてません。

 

クラウドファンディングで資金を調達されたとのこと。そちらのサイトの「プロジェクト概要」を読むと、これがとてつもなく素敵なアイデアの企画で、いろんな方が制作に関わっておられることがよくわかります。そして、横山先生は「海のクレヨン」に収録されている以下の衛星写真の解説にご助力されました:

 

1. イルリサットのアイスフィヨルド Ilulissat Icefjord, Greenland

2. オーストラリアのグレートバリアリーフ Great Barrier Reef, Australia

3. グリーンランドのパーミウト付近 Near Permiut, Greenland

4. バハマのエルーセラ島西部 Western Elucella Island, Bahamas

5.  キリバス共和国のカントン島 Kanton Island, Kiribati

6. 奄美大島の笠利湾 Kasari Bay, Amami Oshima Island, Japan

7. モーリシャスの海の中の滝 Waterfall in the sea, Mauritius

8. べルーズのブルーホール  The Great Blue Hole, Belize

9. アメリカのセントメアリーズ川河口 Mouth of St. Marys River, United States

10.     台湾の陰陽海 Yin Yang Sea, Taiwan

11.     バングラディシュのガンジスデルタ Ganges Delta, Bangladesh

ウクライナの腐海 Syvash, Ukraine





宇宙から見た海の色。衛星写真から色を抽出してクレヨンに再現されました。

 

一般販売は1月末からです。うーん、いくつ買おうかな、自分にひとつ、2才の甥っ子にはまだ早いかな、などと考えていると、思わず大好きな歌「美しいうみを~みたよ~」(團伊玖磨作曲・江間章子作詞「花の街」)を口ずさんだりして。昔中学で習ったこの歌、今も教科書にのってるんでしょうか。私はずっと、目の前の大阪湾か、せいぜい瀬戸内海の端をイメージして歌ってました。OL(これ死語?)時代に波照間島に行った時、砂浜にねころがって見た海が文字通り七色をしてるのには感動しました。でも世界、いや地球には七色どころか、いろんな複雑な色の海があって、その色には理由があるんですね。

 

 このクレヨン「みつろう」でできています。小さい子供からお年寄りまで、手元において楽しめそうです。お絵描きや塗り絵に使ったり、眺めて本物の海の色を考えてみたり。サイエンスを志す皆さんならどのような使い方をしますか?まず海の解説を読みたい?それでは箱の中蓋のさらに下に隠されたQRコードからどうぞ。Enjoy!