先日M2 になった根本です。
もう2ヶ月以上程のことになってしまいますが2月に白鳳丸の航海に参加したので紹介します。横山研からは平林さん、福與さん、蘭さん、太田さん、根本の5人が参加しました。
このご時世もあり乗船前には3回もPCR検査を受け、3日間?出港地の鹿児島にあるホテルで隔離されました。
さて、乗った船はこちらです。白鳳丸。長さは100 mということです。ピンと来ないですね。まあそれなりに大きい気がします。
白鳳丸 |
さて、乗船してへらへらしていたものの鹿児島湾を抜けると船の揺れが大きくなってきました。ここで蘭さんと平林さんがダウンします。雲行きが怪しくなってきましたね…乗船前に決めていて役割分担も変更するなどして乗り切りました。
今回横山研では主に3つの作業を実施しました。
1) 海水の採取
2) マルチコアの採取・サブサンプリング
3) ピストンコアの採取
順番に見ていきましょう。
海水の採取はこちらのニスキン?ボトルを使用しました。
右上のグレーのボトルに海水が採取される 容器に採取した海水を分取しているところ |
いくつも灰色っぽい色のボトルが見えるかと思いますが、任意の水深で船上からスイッチを押せば蓋をして海水を採取することができます。
こいつを一回沈めて戻ってきたらさまざまな容器に採取していきます。いろいろな測定をするみたいでこの採取も大変でした。
深層水が冷たかったのには感動しました。授業では習うけど、こうやって実際に感じるのは大事ですね。
マルチコアとはこういうものです。こいつを沈めて、どさっと着地した時の重みでごそっと泥を取ります。
これは一度沈めて引き上げたもの 透明な筒の先の方に泥が取れています |
だいたい20-30 cmくらい取れたイメージです。
これが取れたら線上で1 cmごとに切り出していきます。太田さんがパティシエのような腕前を見せていました。
そして、最後はピストンコアです。長いですね。
これも引き上げた後の写真。 地面に刺さったところは泥がついています。 |
場所にもよりますが4-12 mの長さのパイプを差し込みます。原理をちゃんと説明するのが難しいですが、こちらもまあどすんと沈めてその重みで泥を取るイメージです。
もちろん常に成功するわけではなく、こんな感じパイプがひしゃげて全く採取できない地点もありました。
失敗! |
採取したコアは現在高知にあるということで、おいおいこちらもn cm間隔でサンプリングしに行きます。
初めて研究用の船に乗船しましたが、揺れを舐めていました。想像よりしんどかったです(震度5弱くらい?のゆれが数時間続いた時は大変だった)。酔い止めの薬を持って行かないつもりでしたが、ちゃんと持っていってよかったです。
船の上ではなんかとてもお腹が空きました。いつもの1.5倍くらい食べていたイメージです。それでも足りず自由に食べていいお菓子をよく貪っていました。
それなりに大変だったので、なんかサンプルをもらって分析をしたいなと感じました。それと共に、いままで使わせていただいたサンプルを取ってくれた人たちへの感謝の気持ちも湧きました。