4/09/2014

フィールド調査

南アルプス

伊那谷(左)と中央構造線(右)

中央アルプス(左)と伊那谷(中央)

D3中村です。

冬のよく晴れた早朝、羽田発福岡空港行きの便に搭乗すると、日本アルプスの見事な地形を観察できることがある。
南アルプスと中央アルプスに挟まれた天竜川沿いには、教科書にも載る典型的な河岸段丘が発達している。
上は福岡への帰省中に運良く撮影できた写真だ。

今回調査はそのように以前に空から見て印象的だった伊那谷と、その下流域の浜松だ。2013年夏に河川堆積物の採取を行った地域の追加調査である。






段丘堆積物や現在の河川堆積物を構成する礫の特徴から、土砂の供給地域の確認を行い、追加の試料採取地点候補の絞り込みを行った。
次回の宇宙線照射生成核種の分析結果が楽しみである。

おまけ
一日目の調査は雨の中であったが、最終日はきれいな星空と南アルプスの夜明けを見ることができた。

雄大な景色、
「地球の成り立ちを解き明かしたい」と、
研究の活力になる。