3/27/2012

インド、クレーター湖の調査に行ってきました

こんにちは、中村です。
クレーター湖の調査に行ってきました。

ロナ湖は隕石衝突によってできたクレーター内にある湖です。
玄武岩に衝突した地球上で残されている唯一のクレーターであるため、
火星探査の比較対象として注目されています。

今後、湖底堆積物の掘削により、インドモンスーン変動の復元をする予定です。
今回は事前調査で、宇宙線照射生成核種10Be,26Al,36Cl用のサンプルも採取できました。

修論の手法を生かして隕石衝突の年代や、クレーターの地形学に制約が与えられると期待しています。

乾期のロナ湖は地球とは思えない光景が広がっていました。
周囲は平らなデカン高原で、クレータのリムに立つと、360度地平線まで見渡せます。
ベージュ色の大地に植生がちらほら、そして遠くはダストでかすんだ青空が広がっています。

この湖の底にゆっくりと堆積した泥にはインドモンスーンの変動記録が刻まれているはず!